クラシック音楽中心のコンサートホール
パリ8区、メトロ13番線ミロメニル(Miromesnil)で下車するとすぐに、少しレトロな雰囲気の漂う、クラシカルなコンサートホールが「サル・ガヴォー(Salle Gaveau)」、クラシック音楽中心のコンサートホールです。
1905年に建設されたサル・ガヴォーは、建設以来今と変わらずクラシック音楽のコンサートを中心に上演してきました。
時々ですが、ジャズやスペクタクルも上演していて、多種多様な公演に対応しています。
音色が変わらないように設計
イタリア様式の優雅なホールで、客席数1000席の大ホール。
客席2階、3階部分はステージから1階客席部分を取り囲むように馬蹄形に造られ、どこの席に着いても聴こえてくる音色は変わらないように設計されています。
出典:https://pianopratique.wordpress.com/
エルメスのソルド会場
またこのホールには、もう一つパリの人々にとって忘れてはならない有名なものがあって、夏と冬のパリのソルド(バーゲン)シーズンには、エルメスのソルド会場として使われているのです。
ソルドの時期になると、世界中のエルメスファンが詰め掛け、大変な賑わいになるそうです。
エルメスのソルドに興味のある方も、要チェックですよ!
スケジュールはHPでチェック
コンサートのプログラムは、日本からもHPで簡単にチェック出来ます。
世界的に有名になった日本のピアニスト、フジコ・へミングさんも年に数回サル・ガヴォーでのコンサートを行っています。
スケジュールは半年ほど先まで出ているので、パリで是非コンサートを聴いてみたい方は、スケジュールをコマメにチェックしてみて下さい。
チケットの入手方法は、サル・ガヴォー宛に手紙を送る、インターネット、電話、窓口で直接購入の4種類の方法があります。
いずれの方法も郵送か窓口で引き取りになります。
人気アーティストが多数出演するホールなので、どうしても行きたい公演がある場合は、遅くとも1ヶ月前までにはチケットの予約を。
尚、フジコ・へミングさんの公演は、パリでも大人気であっという間に完売してしまうので、公演情報を手に入れたらすぐにチケットの予約をするのをオススメします。
出典:http://www.jamesedwardhughes.com/
飲食スペースがありません
また、サル・ガヴォーへ出掛ける際に、公演前に食事やアペリティフ、軽いお茶などをカフェやレストランで楽しんでから・・・と考えている場合には、ホール近辺はオフィス街で、カフェやレストランがほとんどありません。
(会場斜め向かいに一軒だけカフェと、少し歩いたところにスターバックスがありますが)
サル・ガヴォー内にも飲食スペースがありませんので、別の場所で済ませてから向かうと良いと思います。
シャンゼリゼ、サン・ラザール界隈へ行けば、沢山お店はありますし、会場に近いですよ。
日本では見かけることの出来ないような、美しいクラシカルな雰囲気のサル・ガヴォーでのコンサートは、きっと忘れられない思い出になります。
Salle Gaveau
45-47 rue La Boetie – 75008 Paris
9・13番線:Miromesnil
01 49 53 05 07
http://www.sallegaveau.com/