サン・マルタン運河のほとりに「Hôtel du Nord」とブルーで書かれた建物があります。
そこの一階はレストランバーになっています。
ここは1938年、マルセル・カルネ監督による映画「北ホテル(Hôtel du Nord)」の舞台になった場所で、昔は映画と同名のHOTEL DU NORD(オテル・デュ・ノール)というホテルとして営業していました。
一時は建物の老朽化により取り壊される話も出ましたが、地域住民からの強い反対でレストランカフェとして1995年に改装されました。
マルセル・カルネ監督のアシスタントで「北ホテル」の映画にも出演していたジェームズ・アルシュさんがオーナーとして経営し現在に至っています。
ホテルのロビーとして使われていた当時のままの床タイルを残している店内は、古きよき時代の下町情緒溢れるパリそのもの。
素朴なフランス家庭料理がランチで14.5€、ディナーはアラカルトで25€くらいで味わえるとあっていつの時間も人で賑わっています。
ディナーは大変込み合うので要予約。
感じが良くて元気の良い店員さんが、お客さんと軽い会話を交わしながらも忙しそうに立ち回っています。
週末にはタンゴやジャズ、クラシックなどのコンサートも行われていてステキなディナータイムが過ごせますよ。
Hôtel du Nord
102 quai de Jammapes – 75010 Paris
5番線:Jacques Bonsergent
10:00~25:30
01 40 40 78 78
http://www.hoteldunord.org/