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映画館 ラ・パゴド(La Pagode)と庭園カフェ

パリ7区、メトロ13番線サン・フランソワ・グザビエ(Saint-Francois-Xavier)駅で下車すると、ロダン美術館、ナポレオンのお墓が納められているアンヴァリッドといった観光名所がある、住宅街が広がっています。

このシックな界隈の細い路地、バビロン通り(rue de Babylone)を少し歩くと、「なにこれ?」と思うような、不思議な寺院のようなものが突然現れます。

映画館「ラ・パゴド(La Pagode)」です。


出典:https://jp.pinterest.com/

どこから見ても中国の寺院にしか見えないこの映画館は、「本当に映画を上映しているのか・・・」と、一瞬躊躇してしまうような映画館。

本格的な東洋様式は豪華で必見

歴史は古く、東洋趣味が流行していた1920年、当時のボン・マルシェの社長さんが奥様に贈り物として建てた由緒正しい個人の私邸だったもの。内装や外装に使われている資材は、中国や日本から運ばれてきたものだという本格的な東洋様式です。

第二次世界大戦で一度崩れ、人に買い取られ修復、その後レストランとして使われていましたが傷みが激しく取り壊される話が出たため、パリ市民の有志がお金を出し合って映画館として復活。

現在は、映画上映のほか、講演会やパーティ、展示会の場所として使用されている。
出典:https://ja.wikipedia.org/

館内はsalle1とsalle2の二つのシアターに分かれていて、salle1の方が「salle japonaise」という名前の付いた、日本風に設えた大広間だったシアター。

日本風の絵が描かれ、金の鶴のオブジェをあしらった豪華な壁に取り囲まれた個性的な空間です。

地下にあるsalle2の方は後に作られた普通のシアターになっているので、個性的な内装を見に訪れる人は注意が必要。

上映作品は、主にフランス映画を上映しています。
日本に入ってこないようなミニシアター系の映画を多く上映しているので、フランス映画好きな方に是非訪れて欲しい映画館。

映画館の庭園にはカフェも

隣接して庭園もあり、大きな柳の木がしな垂れかかり笹の垣根に囲まれ、中国の獅子なのか日本の狛犬なのかというようなオブジェが置かれた、不思議な日本庭園「風」の庭園カフェとして営業しています。


出典:http://ohhianna.blogspot.jp/

3席だけの小さな空間ですが、お茶やコーヒーが飲めます。
映画を見なくても庭園カフェの利用は出来るので、パリのちょっと個性的な場所に訪れたい人にオススメ。

La Pagode

 57 rue de Babylone – 75007 Paris
 13番線:Saint-Francois-Xavier
 01 45 55 48 48
 https://www.etoile-cinemas.com/pagode/
 9.80€

[2016/12編集]

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