1730年設立、歴史の古い劇場

観光客で賑わう賑やかな界隈、サン・ラザール（Saint-Lazare）を少し上がったところ、9区のクリシー通り（Rue de Clichy）に、コンサートやミュージカルを中心に上演している「カジノ・ド・パリ（Casino de Paris）」という劇場があります。

この劇場、歴史は古く、1730年設立。
戦前まではレビューを中心としたスペクタクルを上演する劇場でした。

入口を一歩入ると、ものすごくレトロな雰囲気です。

パリ市民に愛されてきた劇場

パリの街中でよく見かける劇場というのは、伝統と格式の高い、重厚な建物が多いのですがもっと気楽な雰囲気。
（一応赤いビロード張りでシャンデリアもあるのですが・・・）

庶民のための娯楽として親しまれてきた劇場というのが伝わってくるようです。

演目は定期的に変わり、座席料金も公演ごとに異なるので、劇場のHPで確認が必要。

HP:http://www.casinodeparis.fr/

HPからチケットの予約も出来るのですが、劇場横の窓口でもチケットの販売を行っているので直接購入も可能です。

ステンドグラスが美しいレストラン

劇場エントランスを入って、2階吹き抜け部分には、レストランがあります。

ステンドグラスが美しいこちらのレストランは、観劇を予定しているときに少し早めに来て、ゆっくり食事を楽しみたいところ。

開演前にアペリティフを飲みたい時にもぴったりです。

劇場内1階部分はテーブルについて飲み物を楽しみながらステージ鑑賞が出来ます。
2階部分は座席のみ。

席数は多いのですが席の場所によってステージが見にくい場合もあります。

ミュージカルといえば、ニューヨークやロンドンが本場というイメージで、パリでミュージカルというのは少しピンと来ないかもしれませんが・・・

パリでしか観られない、パリのエスプリが散りばめられたオシャレなフレンチミュージカルを観劇してみてください。