パリ8区にあるモンソー公園(Parc de Monceau)は18世紀の庭園だったものが、今では市民の憩いの場となっています。
このモンソー公園の界隈は19世紀末からブルジョワが多く住み、彼らが建てた美しい邸宅は美術館として保存され今でも目にすることが出来ます。
美しい建物が立ち並び、今でもその名残を残す高級住宅街界隈にある美術館「セルニュスキ美術館(Musée Cernuschi)」
こちらは19世紀の銀行家、アンリ・セルニュスキ伯爵の邸宅だった建物で、彼が中国を旅行して収集した土器や陶磁器、青銅器や絵画が展示されていて、コレクションの数は膨大です。
入り口エントランスには竜の置物や中国の壷が置かれ、不思議と西洋建築の建物とマッチしています。
入り口入って左側が入場無料の常設展。
右側のフロアは特別展専用のフロアになっていて、コチラは有料になっています。
常設展のみ見学したい場合は注意しましょう。
展示フロアは二階、三階部分で、年代別にフロアが別れています。
また、館内には鶴の置物があり、エントランスには観音様が置かれ、メインフロアには大仏が鎮座。
中国の歴史を知るコレクションを展示した美術館ですが、西洋の方の東洋に対する美的感覚という視点で見ると、私たち東洋人にとってとても興味深い美術館でもあると思います。
Musée Cernuschi
7 avenue Velasquez – 75008 Paris
2・3番線:Villiers
10:00~18:00
月・祝
01 53 96 21 50
http://www.cernuschi.paris.fr/
無料(常設展)