「ジャックマール・アンドレ美術館(Musee Jacquemart-Andre)」閑静な住宅街、8区にある美術館です。
この美術館は19世紀、美術館の名前にもなっているパリの大富豪だったジャックマール&アンドレ夫妻の邸宅だった建物を改装して美術館にしたものです。
18世紀絵画やイタリア絵画が充実したとても美しい見ごたえがあります。
「ベルばら」のオスカルが住む邸宅のモデル
展示作品は夫婦が生前世界中を旅してコレクションとして買い付け、収集したものばかりです。
余談ですが、劇作家の池田理代子さんが代表作「ベルサイユのばら」を描く時に、有名な男装の麗人オスカルが住む邸宅のモデルとなった建物でもあります。
オスカルが生きていたのは18世紀のフランス革命時ですが、建物は19世紀に建てられたものです。
ステイタスにもなるほどの邸宅
当時はパリ一豪奢な邸宅として、連日大勢の人を招いてパーティーが開かれていたそう。
こちらの邸宅に招かれるのが当時のステイタスにもなっていたそうです。
ステイタスにもなるほどの邸宅ですから、現在は展示室として使われているサロンや寝室は、どこの部屋も豪華な壁紙や調度品が設えられていて見ごたえ十分。
建物全部が美術品といえるようなステキな美術館です。
邸宅の食堂がミュージアムカフェに
美術館の入り口の横は邸宅の食堂として実際に使われていたサロンで、ミュージアムカフェとして営業しています。
こちらも当時のインテリアをそのままに、とても雰囲気の良いカフェになっています。
ただし、ランチタイムは行列が出来るほど大人気なので、ここでランチを摂りたい場合はカフェの営業時間である12時前に入ることをお勧めします。
Musée Jacquemart-André
158 Boulevard Haussmann – 75008 Paris
9番線:Saint-Philippe-du-Roule/9・13番線:Miromesnil
美術館:10:00~18:00(月のみ~20:30)
カフェ:11:45~17:30(週末11:00~)
01 45 62 11 59
http://www.musee-jacquemart-andre.com/
13.5€(オーディオガイド3€)