パリには沢山の緑溢れる公園がいたるところにありますが、パリ市民に最も親しまれている美しい公園がここリュクサンブール公園(Jardin du Luxembourg)、市内で一番大きな公園です。
パリジャン・パリジェンヌの憩いの場
25ヘクタールもの巨大な敷地内にはリュクサンブール宮殿を据え、幾何学的なフランス式庭園の花壇には四季折々の花が咲き乱れ、美しく配列されたマロニエ並木は夏は新緑、秋は紅葉と、季節ごとに絵のような美しさ。
どこを歩いても美しいこの庭園は、親子連れ、犬の散歩をする人、ジョギングをする人、ベンチで本を読むこの界隈のソルボンヌの学生・・・色々な人の憩いの場となっています 。
優雅な彫像も見所
画家のドラクロワ、ジョルジュ・サンド、ショパンなど公園内に90あまりある優雅な彫像も見所の一つ。散歩しながらこれらの彫像を探して歩くのもオススメです。
もともとはリュクサンブール宮殿の庭園だった
もともとこの公園はリュクサンブール宮殿の庭園部分で、宮殿はフィレンツェ出身のルイ13世の母である、マリー・ド・メディシスが1600年頃建てさせました。
彼女が幼い頃過ごしたフィレンツェのメディチ家の居城、ピッティ宮殿をモチーフとし、柱頭などにトスカーナの特徴が見られます。
フランス革命時には牢獄として使用されていたこともあり、様々なフランスの歴史を見てきた宮殿です。
現在はフランス元老院の議事堂として使用されているので、宮殿内の見学は出来ません。
宮殿の周りはこまめに手入れされた花壇で埋め尽くされ、公園中央部分の八角形の池の周りに置かれたベンチには、人々が寛いで腰掛けています。
気候のいいときにはサンドウィッチなどを買ってきて、ランチタイムを過ごしている人もよく見かけます。
パリジャン・パリジェンヌたちにとっては都会生活の中の、ほっとする一時を過ごせる場所なのでしょう。
自由の女神の原像
フランスからニューヨークに寄贈された自由の女神の原像もあり、ニューヨークにある本物よりはもちろん小さいのですが、パリにいながら自由の女神を見ることも出来ますよ。
Jardin du Luxembourg
13 Rue de Medicis- 75006 Paris
RER B線:Luxembourge