パリ7区にあり、庭園が美しく、パリジェンヌのお気に入りスポットとして有名なロダン美術館(Musée Rodin)。
この美術館は彫刻家オーギュスト・ロダンが1908年から亡くなるまでの9年間を過ごした大邸宅。
邸宅は国の所有物であったため、ロダンは全作品を国に提供することを条件としてこの邸宅の居住権を得ていました。
ロダン没後にロダン美術館に
ロダンの死後、ロダン美術館として改装し、16室の部屋に年代順に作品が展示されています。
ロダンの恋人の作品やロダンの収集作品も
その中の第6室は、ロダンの恋人で彫刻家だった、カミーユ・クローデルの作品を展示。
カミーユは類まれな技術と才能を持っていたにもかかわらず、「ロダンの模倣」と酷評され、作品を認めてもらえなかった不幸な芸術家なのですが、作品を見れば才能は一目瞭然。
ロダンとカミーユの、力作を見比べて鑑賞してみるのも興味深いです。
彫刻の他にも、ロダンが収集したゴッホやルノワールの絵画も展示されていて、見所満載の美術館となっています。
ロダン美術館の庭園は必見
美術館の見学が終わったら、庭園を散歩してみましょう。
広い庭園内にまでロダンの作品が据えられています。
代表作である「考える人」「カレーの市民」「地獄の門」は、散歩の途中の木立の中で見つけることが出来ます。
バラが美しい庭園
また、ここの庭園はバラが美しい庭園で有名で、パリのバラの最盛期、5月下旬から6月は美しいバラ園となります。
美術館の裏側には、”ロダン”と名づけられた、この庭園でしか見られない品種の鮮やかなピンクのバラが見られます。
美術館右手には、木立に囲まれたカフェ、「ル・ジャルダン・ドゥ・ヴァレンヌ(Le Jardin de Varenne)」が。
高くそびえ立つ木々の間を気持ちのいい風が吹き抜け、通りには美しい紫陽花が咲き乱れ、夏になると常に人の絶えない大人気の庭園カフェです。
リフレッシュするのにオススメの美術館ですよ。
ミュージアムパスを使用することができます。
Musée Rodin
79 rue de Varenne – 75007 Paris
13番線:Varenne
10:00~17:45(水のみ~20:45)
月・1/1・5/1・12/25
01 44 18 61 10
http://www.musee-rodin.fr/
10€/庭園のみ4€(パリ・ミュージアム・パス可)